Steamのオススメゲーム【良コスパ・名作・ドット絵・2D・インディーズ】

2024年9月25日

 ドット絵とレトロゲームが好きな筆者が、セールであれば2000円(大半は1000円)でお釣りの来る低価格の良作・名作タイトル(主に一人用)を紹介します。どれをとっても値段以上の満足度を得られるはずなので、積みゲーでもいいからまずはポチってほしい珠玉のラインナップです。

アクション

Bloodstained: Curse of the Moon(カースオブザムーン)

 某ドラキュラ風(というよりまんまの)のアクションゲーム。8Bit風味のグラフィックとサウンドでクラシカルな雰囲気を楽しめる。
 ステージ間の選択肢でストーリーが変化するマルチエンディング方式が採用されている。仲間の有無や新技を習得で攻略法が大きく異なるため、同じステージでも新たな気持ちでプレイできる。

 当時のスペックではあり得なかったぬるぬる動く巨大モンスターとの戦いはとてもエキサイティング。懐かしさの中に現代のエッセンスを取り入れたアクションに仕上がっている。
 難易度の調整の幅が大きく、とくにアクションの苦手な方向けの配慮が手厚い。難しそうと毛嫌いせず、気軽に手に取ってほしい良作。

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Outer Wilds(アウターワイルズ)

 本作はドット絵でも2Dでもないが、完成度の高さからオススメに加えてみた。

 宇宙を飛び回り、謎を解明していく探索アクション。
 本作の面白さは「未知の探索」と「発見」。荒廃した世界観は緻密に作りこまれており、気が付けばのめりこんでしまう中毒性を持つ。
 本作を楽しむ上でプレイヤーに求められるスキルは、物語の本質を解明しようとする「探究心」。ゲーム側からの指示は一切ないため、次にすべき行動を自らが考えなければならない。国産ゲームのように敷かれたレールの上を走るわけではないため、"人を選ぶタイトル"と言える。
 もし購入しようと決意したなら、DLCも同時に購入してほしい。何故ならば、DLCのエンディングがおそらく本当のエンディングと呼ばれるものだからだ。せっかく本編をクリアしても、DLCをやらなければゴールテープの手前で立ち止まるようなもの。これは経験者としてのささやかなアドバイスなので、ご自身でしっかり選択してほしい。
 この物語の結末に何が待っているのか。宇宙を舞台にした壮大なスペクタクルを体験しよう。

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Rabi-Ribi(ラビリビ)

 ファンシーな雰囲気のメトロイドヴァニア。パッと見は同人作品の見本のような趣きだが、内容はかなり作りこまれている。質、ボリューム共にクオリティが高く、やりこみ要素も多いのでコンプリートを狙うとプレイ時間は青天井に膨らんでいく。
 特徴的なのはボス戦で、弾幕シューティングの要素を取り入れている。重力の制約を受けるため、いわゆる弾幕シューティングとは一味違う感覚で楽しめる。
 柔らかいグラフィックに反して骨太アクションのアンバランスさが魅力の本作。アクション好きだけでなく、弾幕シューティング好きにも強くオススメしたい。

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じゃじゃ丸の妖怪大決戦+地獄

 ファミコンで発売された「忍者じゃじゃ丸くん」の最新作。レトロな部分はしっかり残しつつ、大胆な現代的アレンジが施されている。
 ジャレコ作品からゲストが多数登場するなど遊び心に溢れており、お祭りゲーの側面も垣間見える。レトロゲームファンなら思わずニヤリとするキャラクターも登場する。
 プレイアブルキャラが多く、色とりどりのじゃじゃ丸にくわえて往年の敵キャラも操作が可能。それぞれの個性が尖っているため、キャラクターを替えるだけでも新鮮なプレイ感覚を味わえる。
 大型アップデートの地獄モードでは育成要素が追加。高い難易度と相まって全く別のゲームに感じられるほどのやりごたえを味わえる。
 とにかくボリューム満点で、じゃじゃ丸くん史上最高傑作と呼ぶに相応しい傑作。古臭いドット絵と毛嫌いせず、ぜひ一度プレイしていただきたい。

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リトルノア 楽園の後継者

 Cygamesが配信するローグライトアクション。ローグライクアクションの簡易版なので、アクションが苦手な方でも気軽にプレイできる。
 攻撃手段のアストラルはランダムで入手するため、プレイのたびにコンボが変化していくのが特徴。ダンジョンで得られたマナやギフトで方舟を修復したり、アストラルの親愛度を上げることで強化が可能。ダンジョンを潜っては成長を繰り返し、最奥を目指していく。
 3Dモデリングで描かれるグラフィックは過去のアプリから流用しているので、クオリティの高さは言うことなし。
 クリア後のやりこみ要素も複数用意されていて、コンパクトながらライトなアクションを楽しめる。

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アクションRPG

CrossCode(クロスコード)

 クオリティの高いドット絵が美しいアクションRPG。実際にプレイすると、謎解きアクションの骨格にRPG要素を肉付けした印象を受ける。
 ボリュームはかなり多く、クエストや宝箱の回収だけでもかなりの時間を要する。それが理由かは定かでないが、マップからランドマーク(各地に点在するチェックポイント)への瞬間移動が可能なので、移動による無駄なタイムロスが少ない。
 クエストは依頼者がどこにいて、どういう順序で進めているかを詳細に確認できて非常に手厚い配慮がなされている。ところが、ダンジョンの謎解きになると一転してノーヒント。このギャップこそが謎解きを真剣に楽しんでほしいという制作者の意図に感じられた。
 腰を据えてやりこむ方に向いています。どちらかといえばRPGよりもアクションが好きな方に強くオススメしたい良作。

ムーンライター 店主と勇者の冒険

 ショップ経営とダンジョン冒険を組み合わせた全く新しい(?)ゲーム。ゼ○ダの伝説を相当意識しているのか、本作内にその一端が垣間見れる。とはいえ、パズル要素は皆無なのでご了承ください。
 アクションのクオリティは高く、操作性も良好。難易度はそれほど高くありません(ハードを選択して2周クリア済)。装備による性能差がかなり大きく、強化せずに無理やり進めようとしなければ詰まることはないでしょう。
 本作の売りであるショップ経営がなかなか面白い。適正価格を見極めるくだりも楽しいし、適正価格が分かってしまえば並べるだけでスピーディーに販売ができてしまう。資金稼ぎに別のゲーム性を持たせることで、バランスのとれた内容に仕上がっている。
 プレイ時間は12~15時間。2周目は5~6時間程度でクリアできる。慣れてくると心地良くプレイが進行するため、ついつい長時間やってしまう中毒性の高さを持っています。アクションが苦手な方にもオススメしたい逸品です。

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パズル

LIMBO

 モノクロ表現が特徴のパズルアクション。トライアンドエラーを繰り返しながら進めていくタイプで、リトライのテンポが良くストレスが溜まらない。アクション要素が高そうに見えるが、実際はパズル要素がはるかに高い。
 元々低価格なのにセール時の値引き率が高いので、すぐにやりたいと思わなくてもセール時に購入して積んでおくことをオススメします。

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疾風のうさぎ丸~ふたつの冒険譚~

 3DSで配信されていたタイトルの移植。一画面固定の古き良きパズルアクションを実直に継承したタイトル。独自のアクションに戸惑うかもしれないが、慣れてしまえば面白さに変わる。
 操作性にクセがあるのは気になるが、リトライのしやすさなど細かい配慮が随所に見られる良作。
 2タイトルを1つにまとめたお得なパッケージなので、2Dパズルアクション好きならオススメ。

RPG

UNDERTALE(アンダーテール)

 言わずと知れたインディーズ界における"KING OF RPG"。Switch版は追加要素があるかわりに価格がお高め。本編の面白さはどのハードでも変わらないので、お求めやすいSteam版が断然オススメ。

 あえて内容を言及する必要のない名作です。まだプレイしていないのであれば、今すぐ購入のケツイを固めて下さい。

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アドベンチャー

コーヒートーク

 喫茶店のマスターになり、客との会話をすることで物語を紡いでいく定点型の物語。様々な種族と共生する世界観であるがゆえに、訪れるどの客も個性的で興味深い。
 それぞれの客が今欲しいものを提供することで、展開が微妙に変化する。一見すると抑揚のないストーリーに感じられるが、真の結末にたどり着いたときはその認識を改めることになるだろう。

 難易度はやや高め。エンディングへ進むために必要なフラグが分かり辛いため、ゲーム内の情報のみではトゥルーエンドへ到達できず途方に暮れる可能性もある。ストーリーを覚えてしまうほど周回したのであれば、攻略サイト等でサーブするレシピを調べてみるとよい。

 ゆっくりと流れる日常の中でさえ、あっと驚く物語がある。コーヒーの香りは、そんな幻想へと誘う魔法の導入剤なのかもしれない。

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7 Days to End with You

 見知らぬ言語に訳を当てはめていくパズル要素高めのアドベンチャー。ドット絵のグラフィックがいい味を出しており、独自の世界観が見事に表現されている。
 ゲームの難易度は高く、システムの仕様上、単語や名詞の羅列になるため意味が分かりにくい部分も多々ある。さらに行ける場所や台詞の種類が少なく、ドツボにハマることも少なくない。あえて助言をするなら、お手上げ状態になったときは躊躇わず攻略を利用した方が良い。その際は、分からない単語のみ参照することで、ネタバレを最小限に抑えることができる。
 ところどころで不親切に感じる部分があるかもしれない。しかし、言葉を解読する作業はとても斬新で、他では得られない体験になるでしょう。

 彼女は誰なのか。自分はいったい何者なのか。そして、物語の結末はどうなるのか。自身の目で確かめてほしい。

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Posted by しよう