『ストリートファイター 俺より強いやつらの世界展』へ行ってきました

 ストリートファイター35周年を記念した企画展『俺より強いやつらの世界展』へ行ってきました。大阪会場は心斎橋PARCOの14階イベントスペースにて開催。展示内容の撮影動画SNS投稿全てOKという太っ腹の対応。カプコンさんありがとう。

ギャラリー

 受付で入場手続きをしたあと、くるりと振り返ったら金色に輝くキャミィが鎮座。それは、あきまん氏によるライブドローイング作品で、すぐ近くには北九州会場で描かれたリュウの絵も飾られていた。いきなりKO寸前まで体力が削られた気分。とにかく、圧が、すごい!!

 続いてスト2のイラストがキャラクターごとに陳列。ストリートファイターシリーズは複数のデザイナーが携わっているため、同時に並べられると絵のタッチと雰囲気の違いが際立つ。
 私はゼロシリーズに対する思い入れが強いので、ゼロやゼロ2のイラストにはどうしても魅入ってしまう。

 キャラクターが終わると、各ステージの背景と設定資料が並ぶ。鉛筆で書かれた原案は非常に興味深く、デザイナーやプランナーの生のアイデアに触れられるのはたまらない。

 最後にスト2の元祖である『ストリートファイター』の資料も展示されていた。スト2がでかい顔をしているが、35周年のタイトルはこの作品である。烈や激が好きなので、ここでもしばし食い入るように堪能する。もしも『カプコン VS SNK』の新作が作られるなら、次こそ烈VS望月双角のドリームマッチを切望する。

体験スペース

 ギャラリーを抜けると体験スペースに出る。アーケード筺体が数台置いてあり、すべてフリープレイ台で遊び放題。ただし、普通のゲームは『スーパーストリートファイターⅡX』のみで、その他はイベント限定の特別仕様になっている。

 まず、体験型コンテンツの『CONTINUE?』。自分の顔が負け顔として撮影されるおもしろコンテンツ。キャラクターを選択後、敗北画面に切り替わり顔の部分だけが自分の顔と差し変わって撮影される。筐体の隣にあるモニターに撮影された負け顔が並んでおり実にシュール。新規の顔にNewの文字が付く無駄に丁寧な仕事っぷりがまたニヤリとさせる。

 続いてスト2のポッキーエディション。筺体のデザインも含めてすべてがポッキーに統一されている。キャラクターはリュウと春麗の二人のみ。ボタンが3つしかなく、パンチ、キック、技に割り当てられていて、ポケットファイターに近い。
 このゲームの目的は単なる勝利ではなく、「Pocky K.O.」を狙う。「Pocky K.O.」とは、自分の体力ゲージをPockyのチョコレートとプレッツェルの比率にして相手を倒すことらしい。なるほどわからん。
 読むだけで頭を抱えてしまうような文章だが、書いた人はプレイヤーの比じゃないぐらい頭を抱えたことだろう。今頃ポッキーノイローゼになっていなければよいが。

 実際にプレイしてみることにした。リュウを選択したので相手は自動的に春麗になる。技ボタンで必殺技を撃つ違和感に苦戦しながらもなんとか「Pocky K.O.」を成功させる。専用エンディングも見て完全攻略を果たす。ただ、プレイ後にポッキーを食べたいとは微塵も思わなかったので、このゲームの意図が何だったのかは測りかねる。

 最後のコンテンツは『撃て!お前の波動拳』。ボーナスステージの車破壊を自分で体験できるアトラクション。波動拳のポーズで波動拳を繰り出し車を破壊するものだが、隠し技もあるらしい。それが何だったのかは分からなかったが、瞬獄殺だったら夢あるね。

物販

 出口横にある物販コーナーにはストリートファイターグッズが所狭しと置かれていた。とくに目を引いたのは展覧会図録。展示されていない資料も載っているので、かなり読み応えがある。シャドルーひみつ基地のポスターにもたまらない魅力を感じてしまう。ひみつ基地は男の子のロマン。

まとめ

 ストリートファイター35周年の1/3ぐらいの期間はよく遊んでいたので非常に楽しい時間を過ごせました。スト2を作る際の初期設定は、ゲームに関係ない部分まで細かく掘り下げていたのが印象深い。

 最後に最もインパクトの強かった資料でお別れします。最後までお読みいただきありがとうございました。

この原画が見れただけでも感激でした。俺でなきゃm(略