『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』感想 第15話 父と子と

2023年6月26日

シャディクの狙い

 シャディクの狙いは権力を掌握してきたスペーシアンの既得権益を奪い取ること。そして、ベネリットグループの資産を地球へ渡すことで、アーシアンとスペーシアンの格差をなくす。地球と宇宙で緊張状態が生まれる新たな世界の構築を目論んでいた。
 シャディクにとってはスペーシアンの独善的なやり方が許せなかったのだろう。ただし、シャディクがとった行動や理念もまた独善的である。
 最初はパッとしないシャディクだったが、物語を大きく動かすキーパーソンになってくれたのは嬉しい。暴力による革命という悪役然とした行動には清々しさすら感じられる。あとはミオリネに対して想いを抱いていた過去が今後の伏線となれば名の残すキャラになれそう。

クワイエットゼロ

 クワイエットゼロはミオリネの母ノートレットによる植生学を人類に適応する考えが草案。GUNDの機械による人間への介入に危惧し、ガンダムの凍結を行ったデリング。そして、今ではGUNDを利用した新しい形のクワイエットゼロが動きだそうとしている。
 興味深いのはミオリネがスレッタの花嫁であること。スレッタがプロスペラの傀儡である以上、しばらくは彼女の意のままに物語は進んでいくだろう。

グエル再始動

 地球へ連行されていたグエル。父親殺しのショックで廃人同然になっていた。
 瀕死の子供を助けようと必死になるグエル。自分のやるべきこと、何をすべきなのかもわからない。もがき、苦しみ、葛藤する。それはまさに主人公そのものである。父親を手にかけた子供の亡骸を抱くグエル。いくつもの死を潜り抜けた先に待つものは、天使の微笑みか、それとも死神の抱擁か。

まとめ

 これまでは何も知らない&考えないスレッタ視点ばかりでストーリーが進まず、ストレスの溜まる展開が多かった。今後はスレッタだけでなく、エリクトも加わって本質に触れる展開が増えることも期待。むしろそうなってくれないと困る。もう「忘レッタ」とか言わないでくれ。
 そして、主人公ムーブはグエルが担うことも確定した。グエルはジェターク社を救うことができるのか。正ヒロインは誰になるのか。爆誕した主人公(元ボブ)の未来に幸あれ。

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