ゲームの呼水「ロックマン9 野望の復活!!」【switch・評価・レビュー・攻略】

概要

 2008年9月24日にWiiから発売されたダウンロード専用タイトル。開発はインティ・クリエイツ。後にPS3やxbox360でも発売された。現在はマルチプラットフォームで発売中の『ロックマン クラシックコレクション2』に収録されている。

 グラフィックやサウンドなど、すべての要素が初代ロックマンを意識したデザインに回帰している。

難易度

 やや難しい部類に入るが、ロックマンの中では平均的な難易度。

プレイ時間

 初回なら3~6時間。リトライの回数で大きく変動する。

作品の魅力をひと言でいうと

「原点回帰(弥七はなしよ)」

攻略

 操作方法がシンプルになり、純粋な操作と判断力が試される。理不尽な難易度ではないため、何度も繰り返しプレイすればいつか突破できる絶妙のさじ加減になっている。

 >>攻略ルート&ステージ攻略

ライト研究所(ネジ交換)

 ステージセレクト画面から移動できるライト研究所にて各種アイテムと交換可能。ネジはステージ中に落ちていたり、敵が落としたりする。小は2本、大は20本。

1UP

 最大9まで。ごく稀に敵がドロップしたりするせいか価値は低め。即ちロックマンの価値は低め。

E缶

 体力全回復アイテム。最大9個まで持てる。

M缶

 体力と全武器エネルギーを全回復できる。最大1個しか持てないラストエリクサー。敵がいる状態で体力と全武器エネルギーが満タンの状態のときに使うと何かが起こる……!?

エネルギーバランサー

 ノーマル状態で武器エネルギーを取ると、武器ゲージの少ないものから順に回復させる。かなり便利。

エディーコール

 エディーを呼び出す。ライフエネルギー、武器エネルギー、E缶、ネジ、1UPの中からランダムで5つ散布する。

ビートコール

 落下ミスを防げる。最大3体。ビートが助けにきたら一定時間だけ飛行が可能。

ショックガード

 トゲなどの即死ギミックに当たってもミスにならない。最大3個。

ガードアップ

 使用したステージの間だけダメージが半分になる。ミスをすると効果は消滅。

ヘアスタイルブック/ヘルメット

 購入するとロックマンがヘルメットを外す。ロックマン2のOP仕様になれる夢のアイテム。ただし、ダメージを受ける量が2倍になる。ミスをしたりヘルメットを買うと通常のロックマンに戻れる。主にチャレンジ用アイテム。

コスチューム

 ロールちゃんが『ロックマン8』の服装にチェンジ。エンディングの服装も変化するので2度のクリアは必須!?

クリア後の解放要素

 クリア後にいくつかのコンテンツが開放される。ちなみにクリア後のデータをロードすると残機とネジを引き継いだ状態で最初からプレイできる。

スペシャルゲームス

ヒーローモード

 難易度が上がったハードモード。

スーパーヒーローモード

 ヒーローモードより難易度の上がったエクストラハードモード。

ブルースモード

 ブルースでプレイできるモード。スライディングやチャージショットにくわえ、シールドで敵の弾を弾くことも可能。ラッシュも同じ機能のものを備えており、純粋な上位互換にみえるがデメリットもある。
 まず、ダメージ量が大きくなり、ノックバックも大きい。移動速度やジャンプ力もロックマンに比べてやや劣り、バスターの連射も2発までになっている。さらにネジの交換が不可になっている。

エンドレスアタック

 ノーミスでどれだけ進めるかを競うモード。距離はスクリーン(エリア)単位で計算される。

スペシャルステージ

 タイムアタックモードにある高難易度ステージ。詳細は以下のリンクにまとめました。

 >>スペシャルステージ攻略

チャレンジリスト

 本作の最大のやりこみ要素。達成率100%を目指すのは過酷だが、人は厳しい試練ほど燃える生き物である。ロックマンを極めし者を目指してほしい。

評価(レビュー)

☆☆★★

 最新作をファミコンのクオリティに戻したことで物議を醸したが、結果的に高い評価を受ける。さらに続編の10も同じテイストで製作された。スライディングやチャージショットがなくてもロックマンの楽しさは失われない。

 ネジを交換するショップ機能は、実際にプレイするとほぼ利用せずにクリアできてしまう。ヘビーユーザーなら特殊アイテムであるロックマンの髪型変更とロールちゃんの着せ替えぐらいしか使わない。慣れていないユーザーへの救済の意味では理に適っており、各自の判断で微調整ができるのもありがたい。

 さらにチャレンジリストがあり、一度クリアしただけで終わりにさせない要素の追加も心憎い。ミッションの難易度が異常に高いのは、ヘビーユーザーに対する感謝と挑戦の表れだろう。

 令和の世ではあまりにシンプルすぎるため評価を☆3としたが、ドットが大好きな私の主観をプラスするなら☆4はつけたい。ロックマンが好きなら、やらない選択肢はない。